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【無農薬】【無化学肥料】で作られた有機栽培のメロンを初めて食べました!
以前、メロンの名産地・富良野地方で有機メロンの栽培に成功した坂本正男さんのことをご紹介させていただきましたが、その坂本さんのメロンを販売するふらのファクトリーさんより、初物メロンをいただきました。
私は北海道出身ですが、東京生活を経て、地元に帰って来るまで【有機メロン】というものがあることすら知りませんでした。
食の安心・安全への意識が高まっている昨今、有機農家さんもだいぶ増えたとは思っていましたが、まさか(元々高い)高級フルーツのメロンにまで!と思ったのが最初の感想。
でも、高級フルーツ=贈答品としてよく用いられると考えると、大切な方に贈るものこそ、より良いものにこだわりたいと思うものだなぁと納得しました。
有機メロンの気になる味の特徴
ルピアレッドは夕張メロンなどと同じネット系の赤肉メロンなので、見た目はおなじみの高級感。食べる前の第一印象は、みずみずしさ。
そして食べてみると・・・甘い!!それでいてしつこくない!!
どんどん食べ進めて、食べてる最中、食べ終わってから感じた驚き、
それは「メロン独特の瓜臭さが全くない!!」
これは本当に初めての体験で驚きました。
甘さの好みに関しては人それぞれですが、この「メロン独特の瓜臭さが全くない!!」という感想は、私に限らず、スタッフ全員一致の感想です。
そこで思い出したのが、以前、有機にんにくを作られている彦一本舗の社長・彦一先生こと佐藤一彦さんの講演を取材した時のこと
その中で、【ホウレン草特有のえぐみが強いものは、色を濃くするために使用する窒素肥料が原因】というお話がありました。
そのことをメロンに置き換えてみると、従来の作り方で使用する農薬がメロン特有と思い込んでいた“瓜臭さ”の原因だったのかもしれない。という仮説が立てられます。
実はメロンがウリ科だからではなく、農薬や化学肥料により瓜臭さが強められていたのだとしたら、それらを一切使用しない坂本さんの有機メロンは瓜臭さがなくても不思議ではない。と。
坂本さんと彦一先生のお話しは、土作りに関しても非常に共通するところが多く、そう考えてみるとなんだかとても腑に落ちた仮説でした。
坂本さんの有機メロンのリピーターさんの声
そんな仮説の信ぴょう性がさらに高くなったのが、坂本さんの有機メロンのリピーターさんのお話。
医学的な検証をしたわけではないので、あくまでご購入いただいたお客様の声としてのご紹介ですが、メロンアレルギーのお子さんが、坂本さんの有機メロンは問題なく食べられた。とお礼のお手紙が届いたり、メロン嫌いだったお子さんが、坂本さんの有機メロンだけは食べる。と毎年買ってくださったりしているそうです。
メロンアレルギーの原因に関しては諸説ありますし、全てのアレルギーの方が食べても大丈夫とは言えませんが、アレルギー反応も土が吸収したものを、野菜や果物が吸収し、それに人間の体が反応している可能性もあると考えると、土が健全ならもともとの野菜や果実には罪が無いのかもしれません。
あくまでもそんな可能性もあるという話ですが坂本さんの「安心・安全」への強い意識が、実際にご購入いただいたお客様にも喜びとして伝わっているのがよくわかるお話でした。
「安心・安全」で“美味しい”からこそ、大切な方に贈りたい
有機メロン農家の坂本さんのこだわりは「安心・安全」だけではなく、“美味しさ”も重視しています。
「メロンは甘過ぎても(糖度が高過ぎても)食後の口の中にしつこい甘さが残る。糖度が低ければ“美味しい”と感じない、そうして最適な糖度を模索していった結果、現在の14~15度が最初から最後まで“美味しい”と感じられる最適な糖度とわかった。」
昨今では、野菜でもなんでも糖度が高ければ“美味しい”とされる風潮がありますが、その野菜や果実によって最適な糖度は様々だと思います。
坂本さんはご自身で作られている赤肉有機メロンの最適な糖度は14~15度と、長年の経験から辿りついたのです。
メロンの等級比較
坂本さんの有機メロンは「優」「秀」「特秀」とありますが、
↓外見の比較はコチラ↓写真左から、「特秀」2kg超、「秀」1.7kg、「優」1.3kg
↓1/8カット後の比較はコチラ↓写真奥から、「特秀」2kg超、「秀」1.7kg、「優」1.3kg
ふらのファクトリーでは、中でも希少な「秀」品と「特秀」品のみ取り扱っています。
3種類、全て試食しましたが、味はどれも瑞々しく、適度な甘さで最後までスッキリたっぷり味わえます。
しかし、見た目の迫力は「優」品の約2倍にもなる「特秀」品はカット後の姿も圧巻の貫録です。写真左が、「優」1.3kg、右が「特秀」2kg超
味に関しては、等級の差よりも次にご紹介する食べ頃の見極めが大事だと思われます。
メロンの食べ頃チェック
ふらのファクトリーさんに教えていただいたポイントは3つ。
・へたが枯れてきている
・おしりを押してみると柔らかくなっている
・おしりの匂いをかぐと、メロンの甘い匂いがする
逆に言うと、へたがまだピンとしていて、おしりを押してみても硬く、匂いをかいでも無臭または青臭いうちは、食べ頃ではありません。なのでその間は冷蔵庫には入れずに熟すのを待ちましょう。
3つのポイントが合格!となったら、召し上がる3~4時間前に冷蔵庫に入れて、お召し上がりください。