【食品ECサイト成功事例】集客数が6倍、売上3.5倍増となったサイト構造設計手法を解説

大熊養鶏場様は北海道旭川市にある養鶏場です。

自社ブランドの卵「かっぱの健卵」を販売しており、その高い評判は生卵を買う一般のお客様から卸先の飲食店にまで広まっています。

ただ、地元旭川での人気はありつつも、さらなる集客数の拡大には限界を感じており、2020年11月にエレメントとともにコンテンツマーケティングを開始しました。

ECサイトとブログメディアを運営し、そこから2年でPV数が6倍、売上は3.5倍にまで成長。

行ったことはシンプルで、ユーザーのことを追求したコンテンツ作成に加え、サイト設計の見直しを行ったこと。良質なコンテンツとサイト設計をしっかり実践した結果、集客改善に大きな影響を与えたため、通販サイトの運用をしている方々の参考になればと思います。

サイト構造を見直し集客数が劇的に改善した

大熊養鶏場様は、2020年11月にコンテンツマーケティングを開始してから、月に3本のコンテンツ作成を行っています。開始当初は集客数が伸び悩み、月間300人程度でした。

また、当初は予算も抑えながらの運営だったため、通販サイトとブログメディアで情報が整理できておらず、サイトの権威性や信頼性を伝えきれていない状態が続いていました。

そのような中でもコンテンツから少しずつ集客数を伸ばして売上が拡大し、ここで一度サイト構造を本格的に修正しようと決断。2022年7月にブログメディアのサブドメインとして通販サイトを移設しました。

ブログメディアでは運営者の情報をしっかりと伝え、そのサブドメインに通販サイトを置くことで、権威性が発揮されます。

結果、構造を修正しただけで記事内容が同一のブログが伸び始め、現在ではユーザー数が6倍にまで増加しました。

サイト構造の具体的な修正項目

今回行ったのは、2つのサイトの情報をどのように配分するか。

大熊養鶏場様は、通販サイトにカラーミーを使用しています。

初期はカラーミーに独自ドメインを設定し、それと別にSEO集客をするためのブログサイトがありました。問題だったのは、カラーミーのドメインに運営者情報や自社のこだわりのページがあり、ブログサイトは簡易な運営者情報しかなかったことです。

カラーミーには、ドメイン下にブログサイトを構築できるオプションがありますが、それも月額費用がかかるため抑えたい。そのため、SEO集客を担うブログサイトに運営者情報やこだわりのページをしっかり載せることにしました。

重要なことは、コンテンツを発信しているサイト、人が何者か、つまりは信頼されるかどうかです。

良質なコンテンツを詐欺師が書いていても信頼できないように、運営者情報や、そのサイトがどのような思いで事業を行っているかを伝えるページが必要です。Googleは、それらの信頼性が担保されたサイトの良質なコンテンツをユーザーに届けようと、検索エンジンを強化し続けています。

開始2年で売り上げが3.5倍。地元以外からの購入数も2.5倍に

集客数の増加に比例して、売上も増加しています。

コンテンツマーケティング開始前の2019年から比べ、2022年の売上は3.5倍にまで増加しました。

集客数は2022年現在も順調に伸び続け、多数のキーワードでも上位表示を獲得しています。

これまでは地元のかっぱの健卵を知る方からの購入がほとんどでしたが、地元北海道以外からの購入数も2.5倍に増加しました。

通販の売上増加で口コミが増え飲食店などの卸先も増加

また、売上が増加し評判が増えることで、飲食店や食品販売店から問い合わせが増え、卸先も開始前から10件以上増加しています。

大熊養鶏場WEBサイトかっぱの健卵が買えるお店

コンテンツマーケティングを実施することで、個人のお客様を始め、飲食店の方たちとも関わりが増えます。大熊養鶏場様は、「安心安全な卵を多くの人に届けたい」というミッションを掲げています。WEBを活用したマーケティングによって、新たな顧客層との関わりが無限に広がっていくと確信が持て、今もエレメントと一緒にコンテンツ作成を続けています。

まとめ

大熊養鶏場様の成功事例を紹介していきました。

今回の事例を通して、食品卸売り業がコンテンツマーケティングに取り組む理由をみつけていただければ幸いです。

通販サイトの売上を伸ばしたい、店舗経営の方であれば店舗集客数を伸ばしたいとお困りの方はぜひエレメントにご相談ください。

また、売上を伸ばす戦略を一から解説している下記記事も参考にしてください。

ネットショップが軌道に乗るまでの失敗例と成功に必要な戦略を解説

最後にご協力いただいた、大熊養鶏場様の紹介です。