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商品名の決め方とは?売れる名前の特徴や事例を紹介

商品名の決め方とは?売れる名前の特徴や事例を紹介

「どうせ名前をつけるなら売れやすい商品名がいい」

「でも商品名ってどんなふうにつけるのが正解なの?」

「実際に売れている商品に共通している成功要素は?」

今回はこうした疑問や悩みがある方に向けて、WEBマーケティングで消費者の認知をアップさせた株式会社エレメントが、売れる商品名の決め方を解説するとともに、商品名を決めるときの注意点について論じていく。

この記事を読めば、

  • 消費者の記憶に残ることが商品名の最大の役割
  • 売れる商品には必ず理由がある
  • 消費者目線に立つと商品名のヒントが見える
  • 商品名のインパクトを測定する方法がある
  • 特定の集客手段で相乗効果がある

ことを理解でき、いままで何となく考えていた商品名が、実はマーケティングにおいて重要な「商品の顔」であるという認識に変わり、商品を売る戦略づくりにも意味を持つようになるだろう。

売れる商品名の基本的な5つの特徴

すべての条件を満たす商品名がいいわけではない。商品の特徴をもっともよく表現し、どれか数個の特徴を満たすことを意識しよう。もっとも大切なポイントは、とにかく顧客の記憶に残ることだ。

1、思わず口ずさみたくなる語感の良さ

「ガリガリ君」「ブラックサンダー」「虫コナーズ」など、音のハマりが気持ちいい言葉の商品名は、記憶に残りやすい。

2、競合商品と差別化ができるキャッチーさ

昔の牛乳製品は、どれもこれも企業名がそのまま商品名になっていたため、差別化ができていなかった。しかし現在では、「特濃」「おいしい低脂肪」など、他の商品に比べて何が特徴なのかを名前にすることが多くなった。

記憶に残る商品名は、競合が多い市場で存在感をアピールするためにとくに大事だ。

3、親近感のわくフレーズ

改名して売上を伸ばしたヒット商品も多い。よく観察してみると、親近感のわくフレーズを取り入れていることがわかる。

  • カップカレーライス→カレーメシ
  • 缶入り煎茶➡お〜いお茶

「メシ」「お~い」は日常会話で頻繁に耳にするフレーズだ。不思議と親近感がわく。親近感は、商品との心理的距離を短くしてくれる。

4、一度聞いたら忘れられない印象的なフレーズ

鼻セレブは、「鼻」という変哲のない言葉に「セレブ」という上品なイメージをかけ合わせることで、強烈な印象を残す。

しかも、「何度鼻をかんでもヒリヒリしない、しっとりしたティッシュ」という商品の特徴を知ることで、「鼻セレブ」というネーミングの意図を深く理解し、さらにインパクトが増す。

ちなみに鼻セレブも、改名でヒット商品になったことで知られる。以前は「ネピアモイスチャーティッシュ」だった。商品名が消費者行動にいかに影響を及ぼすかを教えてくれる好例だ。

5、問題解決に役立ちそうなフレーズ

「虫コナーズ」(防虫剤)や「白くまくん」(エアコン)は、「それを使ったらどんなベネフィットがあるのか」を示唆してくれる。

ベネフィットとは、「その商品やサービスを使うことで得られる幸せな結末」のことである。

キンチョーのロングセラー防虫剤「虫コナーズ」は、その名の通り、ベランダや軒下の虫に困っている人が、「虫が寄ってこないようにしてほしい」という切なる願いをピンポイントで言語化した商品名だ。

また、日立の名作エアコン「白くまくん」は、「白くま」という北極のイメージが、日本の蒸し暑い夏に、ヒンヤリとした冷涼感を与えてくれる。「白くまくん」を使えば、蒸し暑い夜も快適に過ごすことができそうだ。

どちらもシンプルイズベスト。短いフレーズでありながらも、消費者の解決したい問題を的確に表した商品名になっている。

売れる商品名の決め方を4つのステップで紹介

商品は、企業にとって我が子のような存在だ。商品名を決めるなら、少しでも多くの理由や意味を求めていきたい。

商品名を決めるときは、マーケティングの考え方が通用する。マーケティングとは、消費者の困っていることや求めていることを探り、商品の売り方を工夫する営みである。

「語感がいいから」だけでなく、「消費者のニーズにぴったりで、なおかつ語感もいいから」と自信をもって商品を世に送り出したほうが、商品の売り方に対する姿勢も違ってくるだろう。やはり「カップカレーライス」よりも「カレーメシ」のほうが、インパクトのある宣伝や告知がしやすい。

以下に、マーケティングの視座に立った商品の決め方を4ステップで解説する。

1、商品の特徴を徹底的に書き出す

まずは商品の特徴を洗い出して言葉にしていこう。形状、大きさ、見た目の印象、機能、生産地など……とにかく、商品を構成する要素なら、なんでもいい。

とくに、機能に関する特徴は、しっかり洗いだそう。たとえば「白くまくん」なら「夏でもヒンヤリ涼しい」も大事な特徴の一つだ。売り手が当たり前すぎて陳腐に思える要素も、消費者の側からみれば、それが何よりの価値になりうる。結果として、そういった特徴が商品名の大きなヒントになるのだ。

2、商品が使われる場面を想定して価値を言語化する

特徴を洗い出したら、商品が実際に使われる場面をイメージしてみよう。消費者は、その商品を、いつ・どこで使い、どんな価値ある体験を得るだろうか。違う言い方をすると、消費者が何を求めて商品を買うのかということだ。

3、商品の価値を表現するのにふさわしい言葉を抽出する

最後のステップは、消費者にとっての価値を表すのにふさわしい言葉を選んでいく作業だ。もちろん簡単ではない。もっとも難しく、そして楽しい工程である。

一人で考えずに、なるべく多くの人から意見をもらうようにしよう。たくさんの意見が交わされると、次から次に斬新なアイデアが生まれてくる。会社で公募するのも賢い一手だ。

4、商品名がすでに他社に使われていないか確認する

ようやく商品名が決まったのも束の間、他社と名前がかぶってしまっていないか必ず確認しなければならない。商品名がかぶってしまうと、商標権をめぐって深刻なトラブルが起きかねない。いまの時代は、ひとまずネットで検索すれば、商品名のかぶりを確認できる。

ただし、ネット検索で同商品名が見つからないとしても、油断は禁物。ネットで見つからなくても、商標権がすでに存在する場合もある。

商品名を決めた後にするべき2つのこと

商品名を決めたら、必ずやるべきことが2点ある。場合によっては、プロの力を借りた方がいいことも。

1、薬機法(薬事法)に違反していないか調べる

薬機法(薬事法)は、商品やサービスを提供するすべての事業者に関係する大事な法律である。薬機法第66条の第一項では次のように記されている。

何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。

わかりやすくいえば、「商品名とキャッチコピーを含めて、商品の効果・効能を誇大に表現するのはダメです」ということ。

近年は、オーガニック食品市場が活発になっていることもあり、ますます薬機法を意識する重要性が増した。調べてみると、「え?この表現もダメなの?」と驚くことも多い。

薬機法のサイトでは、有名な例として、コカ・コーラ社の「からだ巡茶」事例が紹介されている。「広末涼子、浄化計画。」というCMのキャッチコピーが、明らかに「からだ巡茶」の特定の効果・効能を期待させる言葉であると行政から指摘が入り、修正を余儀なくされた。

2、商標登録する

先ほども説明したように、商標登録をしなければ、その商品名を安全に使用することができない。あとになって「その商品名は自社が先に商標登録したんだ」と訴えられて大きなトラブルが起きてしまう。商品名を決めたら、名前のかぶりがないかを事前調査したうえで、すぐに特許庁に商標権の申請をしよう。

商品名の認知度を測定する2つの方法

認知度は商品の影響力の指標となる。商品をリリースしたら、以下の方法で試してみよう。手間のかかるアンケートをしなくても効果的に調べることができる。

1、SNSでキーワード検索する

すぐに調べられるのがSNSだ。ハッシュタグで商品名がつけらているか、投稿で商品名に言及されているかを調べてみよう。拡散性が高いため、SNSでにわかに商品名が知られるようになったら、今後の伸びしろに期待できる。

商品の認知度をあげるなら、自社でも積極的にSNSを活用しよう。公式アカウントで情報発信するのはもちろん、知人や友人にシェアをしてもらうだけでも、一定の効果を期待できる。ターゲットユーザーが活発に活動している時間帯をねらうのがポイントだ。そして投稿内容は、できるだけ面白く、かつ消費者目線を忘れずに。

2、商品名の検索ボリュームを調べる

検索ボリューム」とは、GoogleやYahoo!で、一定期間のあいだに、そのキーワードがどれだけ調べられたかを示す回数のこと。調べるツールはいくつも存在し、無料・有料のものから好みで選べる。精度にも違いがあるので、正確さを求めるというよりは、お客さんから認知されているかを把握するために役立てよう。

上の図は、「Googleキーワードプランナー」というツールで調べた検索ボリュームだ。月間の平均ボリュームを出してくれる。「かっぱえびせん」というキーワードが、一ヶ月で約2万2千回検索されているということがわかる。

企業名や商品名といった固有名詞が検索されることを「指名検索」と呼ぶが、指名検索のボリュームは、消費者の認知度と密接に関わっている。あなたがもし、商品名を決めて、実際に売り出したら、売れ行きの効果測定を実施する一つの指標として、検索ボリュームを調べることをおすすめする。

商品名を集客に活かす方法4つ

商品名は、他の認知アップ手法と組み合わせると、さらに大きな成果を出す。

1、キャッチコピーをつくる

大人気のお菓子「ブラックサンダー」といえば、やはり「一目で義理とわかるチョコ」という強烈なキャッチコピーだろう。やや自虐的ともいえるが、嫌味のない絶妙なユーモアがある。

商品名もさることながら、一度聞いたら、忘れられない名キャッチコピーだ。「一目で義理とわかるチョコ」という謳い文句は、「相手に誤解されなくて済む」という安心感を与える。実際に、会社で配るバレンタインデーチョコ用として大ヒットしたのだとか。このキャッチコピー、ふざけているようで、実は鋭く消費者価値を突いている。う~ん、あなどれない。

2、パッケージデザインを制作する

商品名をビシッと決めたら、商品イメージを視覚的に伝えるために、パッケージデザインも工夫しよう。パッケージデザインは、やはりプロにまかせるのが無難である。商品名が決まるまでのプロセスをしっかり伝えれば、デザイナーはしっかりデザインに落とし込んでくれるはずだ。

3、CMと合わせてイメージを補強する

予算があるなら、CMをうつのも選択肢の一つだ。今日においても、CM広告の影響力は絶大だ。「CMをつくった」という事実だけでも、消費者の関心を刺激する要素となる。費用対効果の目途がある場合は、ぜひ。

4、WEB集客する

WEB集客でもっと広範に商品名を印象に残すことができる。WEBには地理的な制約がないため、全国どこでも、見込み客とのタッチポイントを生み出せる。方法はいくつかあり、個別にやるのではなく、複数組み合わせると効果が増幅する。

現在、SNS公式アカウントを持っているなら、自社のWEBサイトで積極的に情報を行い、SNSと紐づけて拡散をねらうことが可能だ。

いまの時代、SNSだけでは集客を持続させるのは難しい。なぜならSNSは、情報の陳腐化が早いからだ。

しかしWEBサイト起点の情報発信なら、いつまでもサイト内に情報が残り続けるため、一つひとつの情報が、会社をブランディングする情報資産となる。

商品名を決めたら、次のステップとして、WEB集客を想定しておこう。WEB集客は、現代を生き残る戦略の定石である。

エレメントは商品の認知度を全国に広げるプロ集団

わたしたち「エレメント」は、これまで数多くのWEB集客サポートを行い、成果をだしてきた。クライアントの中には、WEBサイトを持っていなかったり、持っていたとしても効果的な運用方法がわからなかったりする企業も少なくなかった。

そういったクライアントをサポートすることで、売上0の食品通販や、アパレル商品のショップの年商を1000万円以上に育てたこともある。

短期間でWEB集客で利益をあげた実例

もちろんWEB集客は、自社で完結して行うことも可能だし、必ず外部サポートが必要であるわけではない。しかし、WEB集客を軌道にのせ、商品を売れるようにするには、WEBマーケティングの深い理解と、根気強さが必須となる。

エレメントは、クライアントと伴走し、設定した目標を共に達成していくことを何より大事にしている。あなたの我が子のような商品を、共に育て、多くの消費者の幸せに貢献できる一人前にするのが、わたしたちの使命である。

もし、WEB集客に少しでも関心があるなら、エレメントにぜひ相談を!

相談は無料で、聞きたいことをなんでも聞ける。経験豊富なプロの意見を直に聞いて、次にどうすればいいのか、方向性を定めることができるようになるはずだ。

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まとめ

売れる商品名の特徴
  1. 思わず口ずさみたくなる語感の良さ
  2. 競合商品と差別化ができるキャッチーさ
  3. 親近感のわくフレーズ
  4. 一度聞いたら忘れられない印象的なフレーズ
  5. 問題解決に役立ちそうなフレーズ
売れる商品名の決め方
  1. 商品の特徴を徹底的に書き出す
  2. 商品が使われる場面を想定して価値を言語化する
  3. 商品の価値を表現するのにふさわしい言葉を抽出する
  4. 商品名がすでに他社に使われていないか確認する
商品名を決めた後にするべきこと
  • 薬機法(薬事法)に違反していないか調べる
  • 商標登録する
商品名の認知度を測定する方法
  • SNSでキーワード検索する
  • 商品名の検索ボリュームを調べる
商品名を集客に活かす方法3つ
  1. キャッチコピーをつくる
  2. パッケージデザインを制作する
  3. CMと合わせてイメージを補強する
  4. WEB集客する
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