ディレクターはクライアントの単なる窓口ではなく、最前線に立ってマーケティングを施策する超実戦型の仕事です。「なぜ売れるのか」「なぜ売れないのか」「なぜPV数が伸びたのか」……一言でいうと、ディレクターはこの「なぜ」を追い求める仕事です。
「なぜ」を追求していくと、最終的にはヒトの行動心理、すなわち「人間とは何か」という究極の問いに行きつきます。マーケティングとは、人々の価値観・世界観を理解する、ある種の学問なのです。社会学や文化人類学に近い領域ともいえますね。一生終わらない探求です。
2010年に検索された「iPhone」というキーワードの意味が、2022年とはまったく違うように、言葉の意味が変われば、その背後にある消費者のニーズ・欲求も変わります。「言葉の意味」の数だけ文化があります。当然、コンテンツはその変化に対応しなければなりません。
このような知的興奮を味わえるのは、ディレクターならではの楽しさです。学ぶ意欲さえあれば、知識は後からついてきます。絶対に必要なのは、「マーケティングを世のため人のために役立てる」という使命感!これさえ忘れなければ、あなたも絶対にマーケターとして成長できます。
ディレクターのある日のスケジュール
以下では、月初の1日のスケジュールを紹介します。
【9:00】朝礼
業務予定を報告したり、日々の学びをスタッフに共有したりします。雑談も交えながら、エンジンを暖めていきます。
【9:30~12:00】記事分析&企画のネタ出し
月初なので、ライターさんに書いてもらう記事の企画を立てます。だいたい、一日一クライアントのペースですね。午前中がいちばん思考がクリアなので、頭をフル回転させなきゃならない仕事は、午前中にやっちゃいます。まずは過去に書いた記事の現状を分析。「なぜ伸びたのか」「なぜ伸びていないのか」を言語化していきます。
【12:00~13:00】お昼
お昼は弁当を持参したり、どこかに食べに行ったりしています。大通のど真ん中にオフィスがあるため、外食がはかどります。よくパルコの8階をうろうろしています。
【13:00~13:30】ミニお昼寝
昼食後は血糖値があがって頭がボーっとしてしまうので、僕は15~30分ほど目をつむって休むようにしています。仕事はメリハリが本当に大事です。「眠いな」と思ったら、遠慮せずにお昼寝したほうがいいです。目をつむるだけでも、頭がシャッキリして明らかにパフォーマンスが上がります。お昼寝を推奨しているのも、エレメントのいいところ!
【13:30~17:00】ネタを企画に起こす
記事分析で出したネタを企画に起こしていきます。競合記事と比較しつつ、「ユーザーに役立つ記事にするにはどうすればいいか」を考えていきます。コンテンツマーケティングの本質は「ユーザーに貢献する」ことですので、時にはテクニック以上に「読んでくれる人への配慮・親切心」が最強のSEOとなります。
企画後は、適宜ライターさんに企画の意図を共有して書いてもらいます。
【17:00~18:00】雑務&参考資料の読み込み
知識労働で頭がヘトヘトになってきた頃合いです。規定作業的な雑務を淡々とこなすには最適なタイミング。他に仕事がない場合は、今後の企画に使えそうな本を読んだりすることもあります。本はアイデアの宝庫です。なんといってもディレクターは読書家でなければなりません。
【18:00】帰宅&???
日報を書いて帰宅します。その後は……社長やスタッフと飲みに出掛けたりすることもあります。一度知ったら人に勧めたくなるいいお店、知ってます。もしエレメントで働くことがあれば、一緒に行きましょう。
ディレクターの仕事内容
- コンテンツの企画、校正
- サイト分析
- 社内、お客様とのミーティング
- プロジェクトの指揮
- お客様の取材
- ライター、デザイナーさんフィードバック
- サイト戦略・戦術
が主な仕事内容。1日で終わらない作業ばかりなので、これがほぼ同時進行です。
ディレクターの失敗談
まだまだ未熟という意味で、いつも何かに失敗していると思いますが、その事実をしっかり受け止めて、毎日少しずつ成長しています。
ディレクターのワークスタイル
平日は9:00~18:00。就業形態はごくごく一般的です。ちなみに土曜日もオフィスに行っていますが、ちょっとした仕事をこなしつつも、メインは自主勉です。土曜日という自由時間を使って、好きに過ごしています。
ディレクターの休日
家の掃除や買い物はほぼ必ずやってますかね。それ以外だと、本屋に行って英気を養っています。本屋に一日中居れてしまうので、気を付けるようにしています。基本的には雑誌・アート関連の書籍・ビジネス書・小説などを買っています。マイブームはおしゃれな表紙の雑誌を集めること。最近は本に限らず、「センスいいな」と直観したものを、なるべく手元に置くようにしています。いいもの・悪いものを見極める審美眼が鍛えられるような気がするからです。
こんな人はディレクターに向いてる
- マーケティングに興味がある
- クリエイティブな仕事がしたい
- 「なぜ」を追求するのが好き
- しゃべるのが好き
- 雑談が好き
- 好奇心が旺盛である
- 経済学/社会学/心理学が好き
- 勉強が好き
- サブカルチャー事情にも詳しい
- 学びには終わりがないと思っている
- 貢献意識が強い
- 世の中の出来事にアンテナを張っている
- 責任を持って意思決定できる
- 相手の意見を汲みつつ、フェアな立場で自分の意見をハッキリ言える(これ超大事)
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