こんにちは!株式会社エレメントの本間です。
2026年7月20日、当社がマーケティング支援に携わっている旭川に拠点を置く理容室アパッシュ様主催のバーバーバトル「WORLD BARBER CLASSIC」に、運営スタッフのお手伝いとして参加させていただきました。
当日は、学生を対象としたバトルと、世界大会への出場権を懸けた北海道予選が行われました。
競技時間は、わずか30分。その限られた時間の中で、選手たちはモデルと向き合い、自分の技術と感性を注ぎ込んでいきます。
私はこれまで、バーバー業界に触れる機会がほとんどありませんでした。そのため、参加前は「この空間に自分が入っても大丈夫だろうか」と少し緊張していたのを覚えています。しかし実際に会場で目にしたのは、知識の有無を超えて人の心を動かす、選手たちの真剣な姿でした。
本記事では、世界への切符を懸けた北海道予選を中心に、学生たちが挑んだもう一つのバトルや、その舞台を支えたアパッシュの皆さんについてお伝えします。
北海道予選バトル|世界への切符を懸けた30分と、挑戦を支える人たち
限られた時間に全身全霊を注ぐ選手たち

競技中、選手たちは目の前のモデルに集中し、一つひとつの動きに神経を研ぎ澄ませていきます。髪の長さや形を細かく整えていく手元。少し離れたところから全体を確認する表情。時間を意識しながらも、最後まで仕上がりを追い求める姿勢。
私はバーバーの技術について専門的な知識を持っているわけではありません。
それでも、目の前で行われていることが、簡単には辿り着けない高い技術によって成り立っていることはひしひしと伝わってきました。世界大会への出場が懸かっているからこその緊張感もあり、選手一人ひとりの心の動きを想像しながら競技を見つめていました。
勝敗を超えて心に残った、挑戦する姿
競技である以上、最後には勝敗が決まります。世界へ進めるのは、たった一人です。
しかし、会場で選手たちを見ていると、結果だけでは語れないものがあると感じます。
夢中になれるものがあり、その瞬間に全身全霊を注ぐ姿は、勝利を手にした選手はもちろん、思うような結果に届かなかった選手も含めて、強く印象に残るものでした。本気で挑んだからこそ生まれる喜びや悔しさ。その感情も含めて、挑戦した時間そのものに価値があるのだと思います。
仲間の応援がつくった会場の一体感

張り詰めた競技の空気がある一方で、会場全体には明るい活気がありました。選手の仲間が遠方から応援に訪れていたり、北海道各地から多くの人が集まっていたりと、一人の挑戦を周囲の人たちが支えている光景も印象的でした。
競技中は選手一人ひとりが自分の技術と向き合います。その舞台に立つまでには、日頃から切磋琢磨する仲間や、応援する人たちの存在があるのでしょう。真剣な勝負でありながら、人と人とのつながりも感じられる場でした。
学生バーバーバトル|学生たちが立った、挑戦の舞台
当日は、世界大会への出場権を懸けた北海道予選に加え、理美容を学ぶ学生たちによるバーバーバトルも行われました。
競技が始まる前は、きっと多くの学生が緊張していたと思います。しかし、30分間のバトルが始まると、その姿は一変。観客や審査員が見守る中、目の前のモデルと真剣に向き合い、自分の技術を堂々と表現していく姿がとてもかっこよく映りました。

審査員からも、「自分が学生の頃には、これほど堂々と舞台に立てなかった」といった声が上がっていました。
技術を評価されるだけでなく、プロや第一線で活躍する審査員から直接言葉を受け取れることも、学生にとって大きな刺激になったのではないでしょうか。
競技を早めに終え、やり切ったような晴れやかな表情を見せる学生もいましたが、多くの学生は終了の瞬間まで手を止めず、「まだ良くできる」「もっと仕上げたかった」という思いを抱えているようにも見えました。
思い描いた仕上がりに届いたかどうかにかかわらず、大勢の人が見守る舞台に立ち、30分間自分の力を出し切ろうとした経験は、今後の技術者人生を支える大きな財産になるはずです。
結果だけではなく、この舞台に挑戦したこと自体に誇りを持ってほしい。学生たちの姿を見ながらそう感じました。プロの技術を間近で見て、審査員の言葉を受け、自分自身も同じ会場で挑戦する。この経験が、次の目標や新たな挑戦につながっていくのだと思います。

『人』としてのかっこよさが、次の世代へ受け継がれていく
今回アパッシュの皆さんと接する中で感じたのは、バーバーという仕事への熱い想いと誇りです。高い技術を追求するだけではなく、仕事へ真摯に向き合うこと。仲間や関わる人に敬意を持つこと。そして、技術者としてだけではなく、人としてもかっこよくあろうとすること。そうした姿勢が、日々の行動や人との接し方に表れているように感じました。
こうした価値観は、代表の川上昌博さんの考え方が土台にあるのかもしれません。アパッシュに憧れ、「ここで働きたい」「ここで学びたい」と思い、地方からやってくる方たちがいることにも納得できます。

北海道から世界へ、挑戦の舞台をつくる理由
今回のイベントは、単に技術の優劣を競うためだけの場ではありません。未来ある理美容師を支え、より大きな舞台へ挑戦する機会をつくること。そして、選手たちが30分に懸けた姿を記録し、より多くの人に届けること。そこには、バーバーカルチャーを次の世代へ継承し、さらに広げていきたいという想いがあります。
北海道にいながら、世界を目指せる舞台がある。その舞台に立つ選手の姿を見て、新たに挑戦したいと思う人が生まれる。さらに、これまでバーバーを知らなかった人が、その仕事や文化に興味を持つ。アパッシュは自分たちの技術を磨くだけではなく、次に挑戦する人が生まれる環境そのものをつくろうとしているのだと感じました。
バーバーを知らなかった私の心境の変化
参加前の私にとって、“バーバー”は自分から少し離れたところにある、まだよく知らない世界。しかしイベントに参加してからは、街中でバーバースタイルの髪型を見かけると、自然と目が向くようになりました。
大胆なスタイルや目を引く髪型を見て、ただ「かっこいい」と感じるだけではありません。その人がどのようなこだわりを持っているのか、どのような自分を表現したいのかまで想像するようになりました。「どこのお店で切ってもらっているのだろう」「どのような技術で、この形がつくられているのだろう」と、以前にはなかった興味が生まれています。
髪型は、単に身だしなみを整えるためのものではなく、その人の美意識や価値観、表現したい自分を形にするものでもあります。そしてその背景には、本人の想いをくみ取り、技術によって形にするバーバーの存在があります。
今回のイベントは、私に“バーバーの技術”だけではなく、その奥にある文化や価値観を知るきっかけを与えてくれました。

まとめ|本気で挑む姿は、人の心を動かす
競技終了の瞬間まで、少しでも良い仕上がりを目指して手を動かし続ける選手たち。その姿を見て、結果だけでは測れない挑戦の価値を感じました。
勝利をつかんだ選手だけでなく、悔しさをにじませていた選手や、学生として初めて大きな舞台に立った選手も含め、一人ひとりが30分間に注いだ熱量は、会場にいた人の心に残るものだったと思います。私自身も、その真剣な姿勢に触れることで、日々の仕事に向き合う姿勢を改めて見つめ直す機会となりました。
アパッシュは、バーバーカルチャーを発信するだけではなく、未来の理美容師が挑戦し、憧れを抱ける舞台をつくっています。今回生まれた熱が次の大会へつながり、さらに多くの選手や観客へ広がっていくことを楽しみにしています。
選手たちが30分に懸けた姿と、北海道から世界を目指す新たな挑戦を、ぜひ多くの方に知っていただければ幸いです。
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