この記事では、「企業ブログを書きたくても書けない」「企業ブログで成果を出す方法がわからない」と悩むクライアントと伴走し、成果を出してきたWEBディレクターの石山が、
これから企業ブログを始めようか迷っている方に向けて、企業ブログの特徴・メリット・デメリットを網羅的に解説するとともに、具体的にどのようにして集客成果を出すのかについて事例をまじえながら紹介します。
この記事を読めば、ブログやWEBについて右も左もわからない状態から一歩前進し、世の中には企業ブログのアドバイザーがいて、その専門家たちに話をじっくり訊いてみるのが最善策であることを理解できるはずです。
記事の最後のほうでは、「企業ブログを書ける人やWEBに詳しい人が社内にいない」「執筆を継続できる自信がない」という不安を抱えている方のために、これまで弊社がクライアントに提案し、解決してきた現実的な選択肢をいくつか紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
企業ブログを始める意義を特徴やメリットからみてみよう
あなたが「企業ブログ」に興味を持ったということは、SNS投稿・動画投稿・SNS広告・WEB広告に代わる、新しい集客手段を探しているのではないでしょうか。企業ブログとは一体何なのか? その効果・メリットをまとめると、次のようになります。
企業ブログの特徴
- 企業ブログ=お役立ち情報メディア
- 単なる日記ではなく「検索ユーザーの役に立つ情報」を記事として発信
- 「検索で1位になる」が最終ゴール
- 「ユーザーのためになる良質な記事を書く」という努力と実力で勝負できる集客手法
企業ブログのメリット
- 広告費ゼロでWEB広告と同等かそれ以上の成果を出せる
- 社員が書けば外注コストゼロでWEB集客ができる
- WEBサイトの信頼性が高くなり、検索でヒットしやすくなる
- 一度記事を書けば、会社のサイトが存続する限り、一生の「資産」となる
- 会社そのもののブランディングにもなる
他の集客方法と企業ブログを比較
企業ブログの独自性をさらにわかりやすくするために、SNS投稿・SNS広告・YouTube活動・WEB広告と比較しました。
全体的なコスト | 難易度 | 成果の持続性 | |
---|---|---|---|
企業ブログ | 安い | 最初は難しい | 一度軌道に乗れば◎ |
SNS投稿 | 安い | 簡単 | 陳腐化が早いため△ |
SNS広告 | 中~高 | 簡単 | 広告やめた途端に× |
YouTube活動 | 中~高 | 難しい | 企業のYouTubeは需要が微妙なので△。企画次第ではその限りではない。 |
WEB広告 | 中~かなり高い | 中 | 広告やめた途端に× |
企業ブログの成功事例「比布町 遊湯ぴっぷ」。集客数が7倍になった秘密を公開
わたしたちエレメントは、北海道のほぼ中心部、旭川市に隣接する比布町にある宿泊施設のブログコンサルタント/ブログ執筆代行を行っています。
ブログを開始してからわずか半年で、ブログを読んだ見込客が殺到し、結果的に集客数が7倍になりました。そのためにエレメントが行った戦略は、簡潔にまとめると以下の通りです。
- 宿泊施設の強みを定義
- その強みから逆算してターゲットを「関東に住み北海道の広大な土地を愛車で走ることに憧れを持っているライダー」にした
- そのライダーが「Googleで検索しそうなキーワード」を予測して抽出した
- その抽出したキーワードでもっとも「宿泊の予約」に近いものを優先的に選び、ブログを書いた
結果、企業ブログを執筆してから約半年後には、狙ったキーワードでGoogle検索1位を獲得することができました。
以下が実際に検索1位を獲得し、ホームページの集客数を底上げしたブログです。たった1本で何倍にもできるのです。
適当に記事を書けばいいというものではなく、企業ブログとは「その検索でユーザーが知りたいことをしっかり伝えて、さらにそれ以上に役立つ価値ある情報を盛り込む」という姿勢が必要不可欠です。
企業ブログとは固定費型の集客手法である
企業ブログの最大の焦点は「SNS・WEB広告と比べて何が違うのか」です。
結論は「企業ブログ=固定費型の集客手法」です。
1.広告は変動型の集客手法なので長期的にみると損
広告費は、集客成果をあげるために、延々と広告費を投下する必要があります。したがって、単純にいうと【売上があがる=その分だけ広告費もあがる】という相関関係から逃れることができず、実は大きなリターンを期待できません。
売上が伸び続けるたびにコスト(広告費)が増大するため、「長期的にみると損」となる可能性があります。
競合が同じ分野で広告を出すと、さらに広告費が増えてしまいます。
するとますますリターンが減りますよね。たとえば東京都内の士業界隈では、ワンクリック2000円という恐ろしい広告費に高騰することが日常茶飯事です。これが月間1000クリックになるとしたら……広告費を回収するのが非常に困難です。まさにWEB広告業界はレッドオーシャンです。
2.固定費型の企業ブログは成長するほどリターンが大きくなる
一方で企業ブログは、自社のWEBサイトにブログ記事を掲載しておくだけでよいので、広告費はゼロ。社内でブログを書く場合は人件費、外注でブログ代行をする場合は外注費といった固定費のみで済みます。
先述したように、企業ブログは「ユーザーのためになる良質な記事を書く」という努力と実力で勝負できる集客装置です。広告に頼らずとも、本当に良質な記事ならば、検索上位に残り続け、多くのユーザーに読んでもらうことができます。
もしこれまで蓄積した記事たちが、先ほど紹介した「比布町 遊湯ぴっぷ」のような集客をもたらすとしたら、記事をつくればつくるほど、固定費を上回るリターンをたくさん得られることを意味します。
ブログを始める企業はどんな企業?
- WEBサイトから問い合わせが来るようにしたい
- SNSで成果がでない
- ECサイトで売上を伸ばしたい
- 広告の成果に限界を感じている
- 広告費を削減したい
- 広告に頼らなくてもWEB集客ができるようになりたい
- リピーターが育たない
- 自社のサービスがニッチすぎて認知戦略に悩んでいる
- BtoB事業でWEB集客ができるようになりたい
- せっかくお金をかけてWEBサイトをリニューアルしたのに活かせていない
企業ブログを始める際の注意点
企業ブログは、本気で取り組めば必ず成果がでる集客手法です。「本気で良い記事をつくってユーザーに喜んでもらうんだ」という覚悟があれば、かならず成果となってあらわれます。
逆にいえば、「いますぐに成果がほしい」「できればラクをしたい」という考えであれば、企業ブログの成果は半減してしまいます。
以下に、企業ブログの性質をよく理解してもらうために、デメリットをまじえながら解説します。
1.すぐに集客成果はでない
良質な企業ブログを書いても、すぐに検索1位になれるわけではありません。早くても半年はかかります。そのブログ記事が「検索したユーザーに役立つ素晴らしい内容だ」とGoogleに評価されるようになるまで、じわりじわりと時間がかかるのです。
2.事業戦略が曖昧だと集客成果もあがらない
企業ブログは、事業の戦略設計と密接に関わっています。なぜなら良質な企業ブログを書くには、見込客の想定・自社の強み・競合との差別化ポイントなどの情報が不可欠だからです。
「そもそも何を売り出せばいいのかわからない」「見込客がどこにいるかわからない」といった状態なら、そもそも企業ブログを書く前に、まずは事業戦略の見直しを行うべきです。
3.継続しなければ成果はでない
「始めは頑張って継続したけど、半年くらいでグダグダになってやめた」「社内リソースが足りず、執筆を継続できなくなってしまった」
これらは企業ブログで失敗する原因のトップ3に入ります。単なる日記ではないので、企業ブログの執筆は、けっしてやさしい道のりではありません。
まともに成果がでず、「やっぱり企業ブログでは集客できないのだ」と諦めてしまい、けっきょく高くつく広告にすがってしまう……このような光景も、けっして珍しくはありません。ラクな道を選ぶ対価にしては、かなりのものではないでしょうか。
企業ブログの最大のハードルは、何らかの理由で「継続できない」ということです。後述しますが、その解決方法はいくつかあります。
4.オリジナリティが求められる
近年は、それこそWEB広告に限界を感じた企業が、業種を問わず、次々にブログ戦略に参入しています。業種によっては、誰でも考えつくような内容の薄い企画では、検索1ページ目に食い込むことすら難しいこともあります。
だからこそ、ユーザーが読んだときに「この記事は他に比べてとても役に立った」「また何度も読み返したい」と心から思ってもらえる企画や構成が求められます。
5.WEBの専門知識が必須
「良質なブログ記事を書く」はもっともコアな部分ですが、それと同等に「ブログ記事が上位にランクインするためのWEBサイト知識」も不可欠です。
ブログ記事とWEB知識。たとえるならば、ブログ記事は弾丸で、WEBサイト知識はピストルです。良質な記事が書けなければ、そもそもターゲット(見込客)に届きません。しかしピストルがなければ、そもそも弾丸をターゲットに飛ばすことができません。
ここでは割愛しますが、一言で「WEBサイトに関する専門知識」といっても範囲は広く、一夜漬けでどうにかなるものではありません。
ただし、たとえズブの素人でも、専門書をしっかり学べば、いずれ現場レベルで実践できるようになります。「検索したときに記事が1位になる原理」を理解できる前提知識があるなら、半年~1年ほどで実践レベルになるかもしれません。
6.WEBの技術屋が必要
ここでもう一つハードルがあります。それは、企業ブログという弾丸をターゲットに向けて「ちゃんと飛ばす」には、WEBサイトそのものに手を加えたり、運用したりする「WEBデザイナー」や「WEBエンジニア」の技術職が不可欠だということです。
こうなってくると、「うちの社内リソースでは到底カバーできない」「まだ検討段階なのに技術職を何人も雇うのは現実的ではない」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで次に、「ブログを書く準備が何もない企業が、いますぐ検討すべき現実的な選択肢」について解説します。
ゼロリソースから企業ブログを始めるための方法
1. まずは企業ブログ専門家に相談する
やはりこれに尽きます。「ブログを始めるために、いま手元にどんなリソースがあって、何が足りていないのか?」を客観視するために、企業ブログのコンサル・執筆代行をおこなっているプロに相談してみましょう。そしてボトルネックを見つけるのです。
ボトルネックさえはっきりすれば、「その課題をどのように克服するか」という前進的な思考に切り替わるはずです。
企業ブログのプロに相談すれば、
「いまあなたのWEBサイトはこのような状態で、仮にブログを始めればこれだけの成果を見込めます」
「あなたの会社が戦おうとしている市場でブログを始める場合、成果が出るまでこれだけの時間がかかります」
など、マクロ・ミクロの視点から様々なアドバイスを聞けます。
プロのアドバイスをそのまま資料にして、社内の決裁者に報告することもできるでしょう。
わたしたちエレメントも、「企業ブログに関心はあるが、うちがやるとしたら、どれくらいの成果が期待できるのか教えてほしい」という相談をこれまでたくさん承ってきました。
あなたもぜひ、お気軽にご相談ください。相談は無料です!「もしエレメントが、あなたの社員として会社のブログを書くとしたら、この戦略のもとで、このキーワードで記事を書きます」という、かなり具体的なアドバイスをすることもできますよ。
▼ブログ記事の書き方を資料で全部公開しています!
資料DLはこちら▼まずはうちのサイトを診てほしい!という方はすぐにお問い合わせを。
お問い合わせはこちら2.企業ブログの執筆代行を依頼する
「実際、他の会社って自分たちでちゃんと企業ブログ書いているの?」
これはよくある疑問です。結論をいいますと、少なくとも現在の日本企業においては、ブログを自社で完結している企業は、ほんのわずかしかいません(エレメント調べ)。
いまブログを書いている総企業数を「100」としたら、自前でブログを書いてなおかつ成果を出しているのは、「0.1」にも満たないのではないでしょうか。国内の99.7%が中小企業という現状を考えると、妥当なところだと思います。なんといっても企業ブログを実現するための社内リソースが圧倒的に不足しているのです。
企業ブログを社内リソース(ライター、デザイナー、エンジニア、戦略ディレクター)だけで実現できているのは、
- よほどブログ執筆に情熱のある経営者や個人事業主(本人も寝る間も惜しんでガシガシ書いています)
- 資本に恵まれている一部の大企業
くらいです。
そのため、多くの企業はブログ執筆を外注しています。
執筆代行は当然、外注費としてコストは発生しますが、基本は固定費として考えることができますし、本業に集中しながら(可能なかぎり社内の負担を軽減しながら)企業ブログで成果を出す、という点では、ブログ執筆代行費用は、かけるべき妥当なコストと考えることができます。
実際、エレメントがサポートさせていただいているクライアントの多くが、「企業ブログが集客のために重要なのはわかっているけれども、本業との並走ができない」という切実なお悩みを抱えていました。
そんなクライアントに寄り添い、エレメントが“社員の一員”になるくらいの情熱をもって企業ブログの代行をした結果、たとえばあるメガネ店は、予約3カ月待ちになるほどの大人気店へと飛躍することができました。
3.勉強会に参加する
百聞は一見にしかず。WEBマーケティング会社のなかには、企業ブログの始め方・書き方・ヒットの出し方などを解説する公開講座を開催しているところもあります。有名なのがバズ部です。大企業のブログ執筆代行も行っている大手さんです。
ちなみにエレメントも、企業ブログやマーケティングに役立つ公開講座を毎月やっています!参加は無料ですので、札幌にお住まいの方や、札幌に来られる予定のある方は、お気軽にお越しください。
講座の詳細はこちらまとめ
- 企業ブログ=お役立ち情報メディア
- 企業ブログ=固定費型の集客手法
- 単なる日記ではなく「検索ユーザーの役に立つ情報」を記事として発信
- 「検索で1位になる」が最終ゴール
- 「ユーザーのためになる良質な記事を書く」という努力と実力で勝負できる集客手法
- 広告費ゼロでWEB広告と同等かそれ以上の成果を出せる
- 社員が書けば外注コストゼロでWEB集客ができる
- WEBサイトの信頼性が高くなり、検索でヒットしやすくなる
- 一度記事を書けば、会社のサイトが存続する限り、一生の「資産」となる
- 会社そのもののブランディングにもなる
- WEBサイトから問い合わせが来るようにしたい
- SNSで成果がでない
- ECサイトで売上を伸ばしたい
- 広告の成果に限界を感じている
- 広告費を削減したい
- 広告に頼らなくてもWEB集客ができるようになりたい
- リピーターが育たない
- 自社のサービスがニッチすぎて認知戦略に悩んでいる
- BtoB事業でWEB集客ができるようになりたい
- せっかくお金をかけてWEBサイトをリニューアルしたのに活かせていない
- すぐに集客成果はでない
- 事業戦略が曖昧だと集客成果もあがらない
- 継続しなければ成果はでない
- オリジナリティが求められる
- WEBの専門知識が必須
- WEBの技術屋が必要
- 企業ブログの執筆代行を依頼する
- 勉強会に参加する
エレメントは、あなたの足りない社内リソースを丸ごと提供します!
プロライター、WEBデザイナー、WEBエンジニア、WEBディレクターをオールインワンでフルサポートできるのがエレメントの強みです。
まずは企業ブログについて気になることがあればお気軽にご相談ください!どんなご相談も大歓迎です!
お問い合わせ