ホームページが古いままだとさまざまなデメリットが生じます。
例えば、画像が古くサイズが大きいとホームページの表示速度が遅くなり、見た人にストレスを感じさせて離脱されたり、退職者が載ったままで面接時の対応に困るなど。
企業としての信頼性や、問い合わせ獲得などがホームページの目的にある場合、閲覧されずに機会損失を招くことは大きなデメリットです。
今回は、皆さまのホームページが古いかどうかの現状確認をして、古い状態のデメリットを踏まえた上でどのように行動したらいいのかまで徹底的に解説します。
弊社は札幌でWEBマーケティングを専門にホームページの制作、運用代行をしています。ホームページが古いだけで企業価値が埋もれてしまっている事例を多く見てきた中で、この知識が皆さまの企業価値を届ける基盤を見直すのに役立つはずです。ぜひ参考にしてください。
まずはホームページが古い状態か確認する4つの視点
まずはホームページが古いと言われるのはどのような状態か、以下に示すところで自社のホームページと比較してみてください。
1、見た目、デザインが時代に合っていない
ぱっと見の印象で、「古い感じがするな」というのは、誰でも感じることができると思います。実際に見た目が古いかどうか判断するポイントは、「色使いや配色」「写真のクオリティが低い」「レイアウトのスタイルが雑」などがあげられます。
具体例もあげると、レイアウトのスタイルについては、 過去のデザインは複雑でテキストやバナーを詰め込んだサイトが多い傾向にあります。サイトによりますが、デザインはシンプルで効果的なレイアウトが一般的です。
また、画像が適切に表示されていなければ、それだけで信頼性は一気に失われます。最近のパソコンの解像度は非常に高いため、昔の低画質の画像をずっと使い続けている場合は荒さが目立つはずです。すぐ確認しましょう。
2、URLがhttpのままでセキュリティに問題がある
ホームページのURLの始まりが「https」ではなく「http」の場合は古い可能性が高いです。
確認方法は、ホームページを表示しているときに、ブラウザ上部にあるURLを見てください。古いhttpの場合だと、そのURLが表示されている部分に「保護されていません」や「安全ではありません」などの注意の文字が表示されます。
昔は「http」のままでもよかったのですが、2018年7月からは「http」から「https」にする(SSL化)ことが推奨されました。
このSSL化がされていない場合、そのサイトでの通信は暗号化されないため、ユーザーのデータが外部に傍受される可能性があります。特に気をつけるべきは、通販や問い合わせなどの個人情報の送信が発生するサイトです。顧客データを扱う場合は、SSL化が必須です。
3、スマホとパソコンの表示が見にくい
今では当たり前となっている、レスポンシブデザインに対応しているかどうかも判断のポイントです。
レスポンシブデザインとは、パソコンとスマートフォンの表示を、それぞれの画面の大きさに合わせて調整して見やすくすることを言います。
確認方法は、スマートフォンとパソコンのそれぞれでサイトを確認し、同じデザインだった場合はレスポンシブデザインに対応していない可能性が高いです。
状態をよりわかりやすく言うと、スマートフォンで見たときに文字が小さかったり、画像などが画面の横幅から見切れていたらアウトです。
「このサイトはメンテナンスしてなくて危険かもしれない」と一瞬で信用を失います。今では、スマートフォンに限らず、タブレットなどのさまざまなデバイスがあるので、どのようなデバイスでも見やすい状態にするべきです。
4、お知らせやコンテンツが更新されていない
よくあるのが、最新のお知らせが3年前であったりするケースです。
ホームページのお知らせやコンテンツが更新されていない状態は、ホームページ全体の情報が古いと認識されかねません。
また、掲載写真が古い場合も注意が必要です。すでに退職済みの社員が掲載されていたり、事務所の様子が現在と異なる場合は、それらも更新が必要です。後にお伝えするデメリットを被ることになるため、注意が必要です。
ホームページが古いままだと4つのデメリットがある
ホームページが古いまま運用している場合、下記のようなデメリットがあります。
1、昔の写真や情報だと信頼性が低下する
ホームページに古い写真や情報が掲載されたままの状態は、訪問者の信頼性を低下させる可能性が高いです。
また、ホームページの手入れができていない会社は、サービスに対してマイナスな印象を持たれてもしょうがないでしょう。
ホームページの目的が問い合わせの獲得や採用の場合、できる限り最新の情報を更新することが重要です。また、古い情報は会社の動きが停滞している印象を与えるだけではありません。訪問者に対して適切な情報やサービスを提供できないことが古い状態の問題だと認識するべきです。
2、画像やコードが古いと表示速度が低下する
ホームページにおいて、古い画像やコードが使用されていると、ページの表示速度に問題が生じる可能性があります。画像でいえば、最新の拡張子や、コードにおいても数年でかなり進化する時代です。
この一番のデメリットは、訪問者に対してストレスを与えることによるサイトからの離脱です。
ページの読み込み時間が3秒程度の場合は離脱率が32%。5秒程度かかると90%にまで及びます。
引用:Google.モバイル ページの速度に関する確認
スマートフォンを利用するユーザーには特に速さが必要です。Googleや他の検索エンジンもページの表示速度を評価要因として考慮しており、速いページが多くのユーザーに情報を届けるためにも有利です。
3、ユーザーは最新のサイトに慣れるので使い勝手が悪くなる
ユーザーの目は最新のトレンドに慣れながら、時代に合わせて変化していきます。
WEBのテクノロジーは1〜2年で大きく変化していきますので、それに合わせてサイトをメンテナンスする企業も多いです。
そのため、何年もメンテナンスやリニューアルをしていないサイトは、最新のトレンドをおさえたサイトに比べて使い勝手も悪くなることが多いです。
今では、スマートフォンでの閲覧が主流なので、パソコン用のデザインよりそちらがより重要です。スマートフォン用のデザイン(レスポンシブ)などを整え、現代のユーザーが期待する機能やデザイン要素を組み込むことで、サイトの使い勝手が向上します。サイトの離脱を防ぐのは最低限、さらに滞在時間中に満足してもらえるようなデザインや体験のためのメンテナンスが不可欠です。
4、求人や集客などの効果が期待できない
古いホームページのままでは、求人募集や集客活動において効果を得られにくくなっていきます。今ではネットで情報を求めるユーザーがほとんどなので、その接触機会を最大限良い体験にすることが望ましいです。
例えば求人情報が古く、情報が間違っていたり、採用情報に載っている社員がすでに退職済みだったりすると信頼は簡単になくなります。
これらによって、企業の魅力が適切に伝わらないため、優秀な人材の獲得が難しくなることも大きなデメリットです。
古いホームページをリニューアルするメリット
ここまでホームページが古いことによるデメリットを見てきました。
では、リニューアルを行うことによるメリットについても整理します。
トレンドや最新技術に合わせたデザインで使い勝手の向上
セキュリティの向上
集客力向上(SEO対策)
問い合わせ、売上の獲得
ホームページの目的次第ですが、多くの企業はホームページから問い合わせや売上が発生すること望んでいるのではないでしょうか。目的に合わせてSEO対策などを行うことで、新たな集客が可能です。
加えて、採用活動においては、最新の社員の声なども掲載することで応募率の向上も狙えます。
またこれらは自社に対してのメリットですが、ホームページを訪れるユーザーに対しても使い勝手の向上や、最新の適切なサービス情報を得られたりなどのメリットが多くあります。
古いホームページのリニューアルは3~5年が目安
これまでお伝えしたメリット、デメリットを踏まえて、ホームページは定期的なリニューアルが必要です。おおまかなリニューアルの目安は、3〜5年ごとが一般的です。
5年も経つと、競合サイトもかなりリニューアルするケースが多いでしょう。ただ、重要なのは5年はあくまで目安です。ホームページを見てくれるユーザーに対して価値を届けるためには必要な作業だと考えることが重要です。
競合がより見やすいサイトになれば、自社も価値を磨いてリニューアルを検討すべきです。それがホームページ全体に対してか、一部だけを行うかなども、ユーザーを起点に考えることが大切です。
ホームページのリニューアルにかかる費用
ホームページのリニューアルは制作会社に依頼すると費用がかかります。
相場は規模によるので一概に言えませんが、50万〜100万前後になることが多く、大規模サイト、システムを組み込むのであれば1000万円程度かかることもあります。
ここで重要な考え方ですが、仮に制作費用が100万円程度かかったとします。それをリニューアルタイミングの5年のスパンで見れば、一月あたり16,666円ほどです。
100万円は大きな費用ではありますが、そこから問い合わせなどが発生し続ける土台を作れたとすれば、費用対効果はとても高いことがホームページの魅力です。
ホームページをリニューアルするときの選択肢
ホームページが古いことを確認し、デメリットも把握したあとは、リニューアルすることになると思います。
選択肢は二つです。
・自社(個人)でリニューアルする
・WEB制作会社に依頼する
自社(個人)でリニューアルする
デザイナー、エンジニアさえいれば、サイトの作成自体は可能です。
加えて必要な人員としては、WEBマーケティングの知識を備えた人が全体指揮を取ることです。最低このスタッフがいれば自社でもリニューアルは可能でしょう。
WEBマーケティングの知識が必要な理由は、ホームページを集客装置とするためのSEO対策(検索エンジン最適化)であったり、売上獲得などの目的に合わせたサイトの構成を作る必要があるからです。
ただ綺麗なサイトを作って自己満足に終わるなら必要ありませんが、作るからには目的があるはずです。問い合わせの獲得や、商品の購入を目的とした場合は、それが達成されるための戦略が必要です。
これらの知識が足りない場合、既存社員が一から勉強してリニューアルを行うことは正直かなりハードルが高いです。その場合は、その人員を揃えている制作会社に依頼することがおすすめです。
WEB制作会社に依頼する
WEB制作会社に依頼することで、おおよそ3ヶ月〜6ヶ月程度でホームページのリニューアルができます。
注意点として、制作会社を選ぶポイントがあります。
- マーケティング目線で制作を行っているか
- SEO対策の実績が豊富なこと
- 制作後のフォローがない会社は控える
ホームページをただ作るだけの会社は正直多いです。ですが、ホームページは作っただけでは効果が少なく、その後の運営によって価値を高めていく必要があります。
そのような長期目線を持った制作会社に依頼することで、実はホームページが事業の柱となるまでに効果を発揮することもあります。
弊社は札幌でWEBマーケティングの支援を実施しています。そのようなマーケティング目線の制作と運用の伴走が最も重要だと考えています。制作会社の選び方などについてももし分からないことがあればご質問ください。
まとめ
古いホームページか確認する方法から、そのまま運用することのデメリット、さらにリニューアルするタイミング、選択肢についてお伝えしました。
ホームページに明確な目的がある場合は、ユーザーに対して最新の情報や使い勝手のいい体験を提供したいと思うはずです。そのような顧客目線を第一に考えた場合、自然とリニューアルすることが必要になってくるはずです。
自社で対応ができる場合は行い、それが難しい場合は制作会社に相談してください。
弊社では、無料相談も受けつけています。皆さまのホームページを拝見した上で適切なアドバイスができると思いますので、不安な点があればまずはご相談ください。
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