「店舗集客ってどうやるの?」という方のために、1年で集客数を前年比127%アップした実績を持つWEBマーケティング会社が、店舗集客のアイデア16個を紹介します。
この記事では、店舗集客の手法を「オンライン」と「オフライン」に分けて解説するとともに、多くの人が参考にするであろうオンラインによる店舗集客を実施するうえでの注意点について話します。
店舗集客の基本となるアイデアを網羅しましたので、あなたが取り組めそうな手法がきっと見つかるはず。「店舗集客の成果をアップしたい」という方には必読の基礎編となっていますので、ぜひご一読ください。
店舗集客アイデア比較一覧まとめ
メリット | デメリット | |
---|---|---|
SNS | 費用ゼロで運用可能すぐに始められる認知を一気に広められる | 他の情報に埋もれやすい継続が大変炎上のリスクも |
LINE | ユーザーの目に情報が触れやすい集客に特化した公式アカウントは基本無料で始めやすい | ブロックされたらずっと見られなくなる登録者数が多すぎるとコストがかさむ |
WEB | Google検索ユーザーと接点を持てるので市場開拓できる情報コンテンツが価値のある資産となる24時間365日集客できる | SEO対策の専門知識が必須集客効果を実感するまでに時間がかかる情報を更新しなければ検索順位が下がる |
交通広告・看板広告 | 不特定多数の人に認知してもらえるローカル事業なら一定の効果を見込める | 継続する場合は費用負担が増大効果測定は難しい |
チラシ広告 | ローカル事業なら一定の効果が見込めるネットを使わない層にもアプローチできる | 読まれなかったらまったく効果がない効果測定が難しいかえって評判を落とす可能性も |
テレビコマーシャル | 不特定多数の人に認知してもらえる視聴者からの信頼を得やすい | コストが高く継続性はない効果測定が難しい |
オンライン店舗集客アイデア
現代はネットの時代。オンライン店舗集客は、事業やサービスの形態に合わせて多様な手法を選ぶことができます。資本が少なく、広告に力を入れるのが難しい小規模事業者にも開かれた集客手法です。
SNSを活用した店舗集客
なんといってもSNSの強みは、実質的に費用ゼロで運用できること。いますぐに始められる手軽さもあって、広告資金を確保できない小規模事業者も、うまくいけばSNSで認知を一気に広めることもできます。
- 国内利用者数2,600万人(2019年)
- 実名登録の信頼性
- 長文の投稿が可能
- 30代以上のビジネスパーソンに絞りやすい
- 広告も併用可
- SNSの中でもクローズドなため新規開拓性は低め
- 国内利用者数4,500万人(2017年)
- 運用ハードルが低くて始めやすい
- 手軽に更新できるから継続しやすい
- 10代から50代まで幅広い層
- リアルタイムで発信できる
- 拡散されると一気に広がる
- 情報の陳腐化が著しい
- 知名度がないとリーチしにくい
- 炎上しやすい
- 国内利用者数3,300万人(2019年)
- ユーザーの70%以上が10~20代
- ショート動画で訴求
- ショッピングタグによる購買行動の刺激が顕著
- eコマースとの連携も優秀
- 情報の陳腐化が早い
- 膨大な投稿の中から見つけてもらうには工夫がいる
TikTok
- 国内利用者数950万人(2019年)
- ユーザー層は10~30代が70%
- 近年では40代の利用も増えてきている
- 15秒~3分までの動画投稿可能(2021年時点)
- 動画編集機能が実装されている
- 広告動画への抵抗感が少ない
- 拡散性が高い
- 情報の陳腐化が早い
- 「見られているが集客につながりにくい」ことがよくある
YouTube
- 国内利用者数6,900万人(2021年)
- 全世代の80%がユーザー
- 最近ではショート動画も影響力を持つ
- Googleがプラットフォームなので検索ヒットも狙える
- 競合が激しい
- 集客効果が出るまでに時間がかかる
- 撮影・編集が大変で継続するのが難しい
- 「観てもらう」ために求められる編集レベルが高くなっている
- SEO対策をしてキーワードを厳選しなければならない
LINEを活用した店舗集客
厳密にはLINEもSNSの一種ですが、他のSNSとは位置づけが異なるため、ここでは別の店舗集客手法として扱うことにします。
さて、LINEで店舗集客を考えているなら、まずは「LINE公式アカウント」を無料開設しましょう。初心者でも簡単に使える多様な集客機能が実装されています。他の手法で集客を考えている方も、LINE公式アカウントを並行利用すると相乗効果を期待できるかもしれません。
- 国内利用者数9,300万人(2022年)
- 日本の情報インフラとして定着している
- 全世代にリーチできる幅広いユーザー層
- 情報がユーザーの目に触れやすくなる(認知強化)
- あらゆる業種で活用できる
- 「登録」までのハードルがやや高い
- 長文が送れないため情報量は抑えめ
- ブロックされやすい
- 登録者数が増えるとそれに応じてコストが増加する
ただし、ややネックなのは、登録者が増えて送信メッセージ数が増えることにより、金銭的負担が増えてしまう点です。たくさん登録してくれたのはいいものの、メインターゲットでないユーザーにまでコストをかけてメッセージを送るのは、費用対効果が悪くなってしまいます。
WEBを活用した店舗集客
ポイントはズバリ「検索」です。現代の検索エンジンユーザーの90%が、Googleだといわれています。WEBによる店舗集客は、Googleを主戦場としています。検索であなたの店舗を知ってもらい、足を運んでもらう。そのカスタマージャーニーを理解したうえで施策すれば、集客効果が見込めます。
Googleマップ
- 「地域名 〇〇」で検索したときに検索上部に店舗が表示される
- 近年はマップ表示された店舗に行くユーザーが30%以上あるといわれている
- まずは「Googleビジネスプロフィール」に登録し、頻繁に更新をして上位表示を狙う
- 口コミでさらに効果がでる
Googleビジネスプロフィール(旧マイビジネス)
- Googleビジネスプロフィールに登録することで、キーワードを検索されたときに上位表示されやすくなる
- プロフィールを充実させたり、口コミやレビューを増やすことが大切(➡MEO対策)
- プロフィール内容を読んだユーザーが来店してくれることも
- 口コミに返信することで再来店につなげたり信用力を高めたりすることも
- ネガティブな口コミを書かれる可能性がある
SNS広告
- Facebook・Twitter・InstagramなどのSNSに自社サービスの広告を配信できる
- 従来のバナー広告だけでなく、画像をスワイプするカルーセルや動画などの出稿バリエーションが豊富
- あらかじめターゲティングできるので広告の訴求精度は高い
- SNSは広告に対する抵抗感が比較的薄い
- 見られる工夫が必要
- 継続的にコストが発生する
- 競合が多い
リスティング広告
- 特定の検索キーワードで検索上位に表示されるWEB広告の一種
- ワンクリックごとに単価が発生する
- 確実に検索ユーザーの目に触れることができる
- しかしユーザーは広告であることを理解しているのでクリックする保証はない
- 検索ユーザーは広告を見たいのではなくて検索の答えを知りたいので微妙にニーズがズレることも
- 入札方式なので人気のある検索キーワード(例「札幌 相続」)はワンクリックの単価がきわめて高くなる
- 資金力に余裕がないと競合ひしめく検索キーワードで費用対効果を高めるのは難しい
WEBサイト
- 自社のWEBサイトを検索上位に表示して店舗集客につなげる
- 月々のサーバー代だけでコストが済む
- サイトがある限り24時365日集客できる
- 有料広告なしで検索上位ヒットを狙うことも可能
- サイト内ブログで継続的な情報発信が必要
- SEO対策の専門知識も不可欠
- Googleに評価されるサイト設計を理解しなければならない
- すぐには成果はあがらない
- 有料広告を併用することも可
ブログコンテンツによる情報発信
- 検索ユーザーのお悩みに答える読み物をブログに書いて発信する
- たとえば居酒屋なら「日本酒 飲み方」と検索するユーザーのために役立つ情報を書く
- 検索をきっかけにユーザーに自社のことを知ってもらえる
- アメブロのような無料ブログでもOK
- 装飾機能やデザインの自由度を考えるならワードプレスが定番
- 自社サイトにブログを実装すればWEBサイト+ブログコンテンツで相乗効果を見込める
オフライン店舗集客方法アイデア
いずれも効果測定が難しいというのがネックですが、オフラインにおける店舗集客も有効な手法といえます。費用対効果や効果が出るまでのスピード感を考慮すると、優先的な施策とはいえませんが、以下では現代でも使われているオフライン店舗集客手法を紹介します。
交通広告
バス・地下鉄・電車・タクシーなどの交通機関に広告を掲載する定番の手法です。近年は個人事業主でも広告をだせる出稿料のパッケージもありますので、実はけっこう身近な選択肢かもしれません。
看板広告
街のあらゆるところで宣伝できる看板広告は不特定多数の人にアピールするのに向いています。「この道を通るといつも見かけるな」と思ってもらえるのが狙いです。人々の頭の中にあなたの事業が記憶に刻まれることが至上命題です。それは「認知」という名の無形資産なのです。
チラシ広告
いまだに根強い支持があり、効果も一定見込めるのがチラシ広告です。ネットを使わない層にもリーチできるのも、WEB店舗集客にはない強みかもしれません。
とはいえ、労力とコストを考えると、最優先でチラシ広告に打って出る必要はないかなと思います。WEBに力を入れることをおすすめします。WEBはいうなれば、地理的・時間的制約のないデジタルチラシの役割を果たしてくれるのです。
テレビコマーシャル
テレビの凋落がうたわれて久しいですが、現代でもまだまだ影響力はあります。不特定多数の視聴者に認知してもらう機会が増えますし、「テレビコマーシャルをうった」というだけで、人は相手に権威性を感じるものです。ローカル局ならば、一定の資金を確保できればチャンスがあるかもしれません。
オンラインの店舗集客は実行が一番難しい?
この記事を読んでいるあなたは、おそらくオフラインよりもオンラインによる店舗集客に興味があるのではないでしょうか。たしかに、オフラインはコストや手間もかかりますから、手軽に始められて効果測定もしやすいSNSやWEBのほうが継続しやすいといえるでしょう。
しかしオンラインを活用した店舗集客は、ある程度の専門知識がなければ、継続が結構大変なのです。以下では、わたしたちエレメントが、クライアントが過去にオンライン集客に苦労していた理由を交えながら、オンライン集客を実行する難しさについて解説します。
オンライン店舗集客は専門知識を持ったプロが必要
ただ闇雲に情報を発信していればよいというわけではありません。SNSであれ、WEBであれ、顧客に合った適切な方法と適切なタイミングで情報発信していく必要があります。
ターゲットの年齢・年収・生活環境・顕在ニーズ・潜在ニーズ・自社サービスが貢献できる価値・自社の強み・選ばれる理由の言語化……これらの要素を戦略に組み込んだうえで、はじめてオンライン集客は一定の効果を見込めるようになります。
つまりオンラインで店舗集客を成功させるには、オフラインと同様、マーケティングの知識が必須なのです。
またそれ以外にも、WEBを活用した店舗集客では、Google検索エンジンのアルゴリズムを理解し、適切なSEO対策ができる専門知識も求められます。WEBサイトやブログコンテンツがその典型です。昔は「毎日ブログを更新していれば検索上位にあがる」と言われる時代もありましたが、残念ながら現在は、ユーザーの検索意図から逸脱したブログ記事では、いつまでたっても検索上位にあがることができません。
人手と時間を確保しないと継続できない
エレメントのクライアントの中には、「最初は自分たちでWEB集客を行おうと考えていたが、本業に追われて継続できなかった」という悩みを抱えていた会社もいくつかありました。
オンラインを活用した店舗集客では、SNSやWEBを担当する専門チームを内製化(インハウス)する必要があります。いうなれば“デジタルマーケティングチーム”です。このチームが実行部隊となって店舗集客を支えることになります。
しかし現実は、デジタルマーケティングチームを内製化するのはそう簡単ではありません。既存のスタッフに「明日からWEB担当となってもらう」とは言えないからです。実は国内では、大手企業ですら、デジタルマーケティングチームをまともに整備できていないといわれています。
店舗集客コンサルティングは実行部隊の「助っ人」
人手も時間もないなかで、オンラインを活用した店舗集客を実行し、成果をあげるには、どうすればいいのでしょうか。エレメントが推奨するのは、オンライン集客に精通したWEBコンサルティングにサポートを依頼するという選択肢です。
“コンサルティング”と聞くと、チョット怪しいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、どのWEBコンサルティングも実際にやっているのは、データ・統計・Googleのアルゴリズムをベースにした提案です。
オンライン店舗集客の助っ人を頼むならエレメントがいい理由
エレメントは、道内でも数少ない本格的なWEBマーケティング会社です。現地取材や綿密な顧客との関わりを通じて事業理解を深め、コンテンツSEOをはじめとするオンライン集客で成果をあげています。
マーケティング視点で戦略・戦術の設計
ピーター・ドラッカー、フィリップ・コトラー、ジム・コリンズなど……エレメントのスタッフは、マーケティングで大切な理論や哲学をしっかり学び、現場で実践しています。
単なる付け焼刃の知識ではなく、仮説と検証とフィードバックを繰り返すことで得た実践的な方法論です。このマーケティングの原理原則を活かし、成果のあがる戦略・戦術を設計してまいります。
集客ができるWEB制作を提案
見た目がきれいなWEBサイトをつくるだけでは、まったく意味がありません。Googleが「良質なサイトだ」と評価してもらえるように、SEO対策に精通したマークアップエンジニアが“店舗集客で成果のあがるサイト”を提案します。
各クライアントごとに集客チームが一気通貫で担当
エレメントはクライアントと二人三脚で集客を目指します。私たちを“社員”の一部だと思っていただけるよう、連携のしっかりしたサポート体制を実現。「制作」「運用」「分析」「戦略」のプロが専属チームとなって、各クライアントを担当します。
まとめ
メリット | デメリット | |
---|---|---|
SNS | 費用ゼロで運用可能すぐに始められる認知を一気に広められる | 他の情報に埋もれやすい継続が大変炎上のリスクも |
LINE | ユーザーの目に情報が触れやすい集客に特化した公式アカウントは基本無料で始めやすい | ブロックされたらずっと見られなくなる登録者数が多すぎるとコストがかさむ |
WEB | Google検索ユーザーと接点を持てるので市場開拓できる情報コンテンツが価値のある資産となる24時間365日集客できる | SEO対策の専門知識が必須集客効果を実感するまでに時間がかかる情報を更新しなければ検索順位が下がる |
交通広告・看板広告 | 不特定多数の人に認知してもらえるローカル事業なら一定の効果を見込める | 継続する場合は費用負担が増大効果測定は難しい |
チラシ広告 | ローカル事業なら一定の効果が見込めるネットを使わない層にもアプローチできる | 読まれなかったらまったく効果がない効果測定が難しいかえって評判を落とす可能性も |
テレビコマーシャル | 不特定多数の人に認知してもらえる視聴者からの信頼を得やすい | コストが高く継続性はない効果測定が難しい |
顧客の年齢・年収・生活環境。
そして、あなたのサービスや商品の強み。
店舗集客のアイデアは、双方向の視点で検討してみるとよいでしょう。オンライン集客の場合は、とくに選択の質が重要です。どんな手法を採用するかによって、集客の成果は大きく変わるはずです。ぜひ検討してみてくださいね。
もしもオンラインによる店舗集客でお悩みなら、一度わたしたちエレメントにご相談ください。相談はもちろん無料!お気軽にどうぞ。
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