SEO対策は適切に行えば集客、売上を獲得することが可能です。ただ、しっかりとした戦略がなければ、正直意味がない状態が続くことも当然あります。
この記事では、SEO対策は意味がないと思われる理由を深掘りしつつ、SEO対策で成果を出すための手順についても解説します。日々SEO対策を行っている経験をもとに解説しますので、皆様の参考になることがあれば幸いです。
また、株式会社エレメントでは、WEBマーケティングが必要な個人、企業に対して戦略立案から実行までさせていただいております。
SEO対策について効果を実感できない、これからしようと思うが何から進めたら良いかわからないと悩まれているのであれば、一度無料相談をご利用ください。ご相談いただいた方に向けた具体的なアドバイスが可能です。
SEOの無料相談をしてみるSEO対策が意味ないというのは誤解だと断言できます
私はSEO対策を行うことで多くの成果を得ており、意味がないとは思いません。
具体例をあげます。製造業においては、汎用的な装置名で1位を取ることで、そこから新規の問い合わせが発生し続け1000万円程度の装置の受注に至っています。
また、士業事務所においては、地域名×サービス名にて上位表示を獲得し、毎月問い合わせが生まれています。
これらは、SEO対策を行っているから生まれていると間違いなく断言できる成果ですが、それに反してなぜ意味がないと思う方がいるのか。次にその理由を解説します。
SEO対策が意味ないと思われる理由は5つ
なぜSEO対策が意味ないと思われているのかについて、考えられることは以下の5つだと思います。
1、集客数が増えない
記事を書いても一向に集客数が増えなければ、意味があるのかと心配に思うのは当然です。そもそもSEO対策は時間がかかることを念頭においた上でですが、それでも半年から1年程度しっかり行うことができれば、集客数は伸ばせます。
仮に、2〜3年経っても効果を実感できないのであれば、それはやり方を疑うべきです。
まず、
- Googleアナリティクスの1ヶ月のユーザー数、PV数はいくらでしょうか。
- Googleサーチコンソールの検索順位(10位以内)で上位を取れているキーワードはいくつあるでしょうか。
これらを確かめて、月に数千PVも無く、キーワードも上位獲得ができていない場合は、のちに説明する成果を出す手順を参考にしてください。
2、集客数が上昇しても売上が発生しない
売上が上がらないからSEO対策は意味がないと考えるケースもあると思います。実際、私もSEO会社にいながら、入社したばかりのころは売上に繋がっている実感が無い時期もありました。
注意点として、集客と売上が発生する部分では、別の考えが必要です。
例として、店舗にお客さんが訪れても、買うかどうかは結局商品サービスの価値がその人に刺さったかどうかですよね。なので、集客した人に対して、購入意欲を最大化させるためには適切な情報が必要です。
とは言っても、最終的な売上をあげるためには、SEO対策も関わりが非常に強い要素です。なぜなら、集客する人次第で、売上に繋がるかどうかがある程度決まるからです。
適切にユーザーを集めて商品やサービスの価値を伝える。そしてその人ごとに腹落ちさせられると、売上がゼロということはないはずです。
下記成功事例も参考にしてみてください。
3、参入者が多く、また競合が有名すぎて今更記事で上位表示できない
SEO対策は一流企業がとてつもない文量で書いているから、自分みたいな小さい会社、または個人が対抗できるわけがない、なんて考えるケースもあるかもしれません。
ただ、大手には大手の顧客が、個人には個人の顧客がいるものです。すべて大手企業が独占しているのだとしたら、世の中小企業は存在できないことになります。
精神論のようですが、検索ユーザーに対して、最大限の価値を伝えられるかどうかは、企業の大きさは関係ないはずと信じることです。実際、ここ最近の支援先で新たにサイトを作成しましたが、集客と売上獲得の成果を出しています。
4、ブログを読む人なんていないと思っている
「自分は普段ブログを読まない。ブログを書いたところで自分同様に読む人なんていない。だからSEO対策は意味がない。」と考える人もいるかもしれません。
これについても、回答はシンプルでブログを読む人はキーワードごとに一定数存在しており、それを数字で確認できます。Googleキーワードプランナーというツールにてキーワードごとの月間検索数を確認することができます。
例えば、
キーワード:「ドライヤー 高級」
月間検索数:9,900回/月
このキーワードで仮に上位表示ができたとします。検索結果1位のクリック率は20〜30%。
月に2000〜3000人がブログを読んでくれたとしたらどうでしょうか。商品に自信があり、届いたあとの価値をしっかり伝えることができれば購入してくれる人は必ずいます。
5、SNSの方が主流じゃないの?
InstagramやX(旧Twitter)のようなSNSのほうが利用者も多くていろんな人に情報が届くんじゃないか、という点についてもSEO対策ならではの大きなメリットが存在します。
SNSは主に受動的な情報の受け取り方をする人が多い傾向にあります。流れてくる情報を得る、ですね。
反対にGoogleなどの検索は能動的に、自ら情報を求めてアクションします。
- 高級なドライヤーはないかな。と検索 → ドライヤーの購入
- 頭が痛い、治し方は?と検索 → 薬局の薬を買う、または、地域名×病院 で病院を探して受診する。
などのように、行動を見据えたニーズがあります。
これはSNSとは違い、悩みが起点になっています。
そして検索キーワードごとに悩みは存在し、普遍的な悩みは毎月一定の需要があるものです。
そのようなキーワードを見つけて情報を届けることができれば、半永久的に見込み客の認知と、売上を獲得することが可能になります。
効果的なコンテンツを作ってもSEO対策が意味がないと感じやすい状況はある
サイトを作って間もない場合
厳密には、ドメインを取得して間もない場合、そもそもホームページに信頼が蓄積されておらず検索結果に表示されないことはあります。
なぜなら、Googleとしては、世界中の人に検索エンジンを使ってもらいたいと思っているはずです。その利用者に満足してもらえなければ使ってもらえません。
にもかかわらず、信頼のない人(新規のドメイン)からの情報をいきなり届けて間違いがあっては困ります。
「検索しても良い情報が出てこない。むしろ、嘘まみれの情報だ。」
となれば、Googleを使っても意味がないと思われて利用する人が減ります。
ドメインの運営者が正確で適切な情報を発信する人だと信頼がたまってくると、徐々に検索結果上位に表示されるようになってきます。一定期間は根気強くコンテンツを作成してサイトを育てることが必要です。
加えて、適切にGoogleにドメインを認識させる作業も必要です。
コンテンツを作るのと並行して、下記内容も確認してください。
コンテンツ数が少ない
コンテンツが少ない場合も、先ほどと同様に信頼がたまりにくい状況にあると言えます。
ただ、この場合は一概に検索上位を取れないとは言い切れず、例えば5本程度のコンテンツでもしっかり上位を獲得することは可能です。
初めのうちは、良いコンテンツだと思っていても検索意図からずれたコンテンツを作成してしまうものです。その打席に立つ数が少なければ、結果を得る可能性も減ってSEO対策は意味ないと考えてしまう可能性もありますね。
SEO対策で成果を出すための考え方・手順
なぜやるのか、目的を明確にする
まず、なんのためにホームページを活用するのかを考える必要があります。
- 通販でシャンプーを売りたい
- 居酒屋を営んでいて集客をしたい
- 自社商品の卸先を獲得したい
など
この目的があって、次にお客さんとなるユーザーの悩みを考えます。
商品サービスがユーザーの何を解決するか考える
自社の商品サービスが、顧客の何を解決するのかを言語化してみることです。
ドライヤーであれば、「風量が多い」などではなく、
- 朝の時間を〇〇分短縮できる。
- 子供に髪がきれいって言われるようになる
などの日常で直面する問題や課題、潜在的な欲求に対して生活の質が向上することを気づかせることが大切です。
そして、次にその悩みをキーワードに置き換えて考えてみます。
そのニーズをキーワードに落とし込んで記事を設計する
引き続き、ドライヤーを販売しているとしましょう。
キーワードは主に、顕在層と潜在層に分かれます。
顕在層というのは、すでにドライヤーを欲しいと思っている人です。
潜在層というのは、まだドライヤーがほしいと気づいていない、問題とドライヤーが結びついていない人です。問題すら気づいていないとも言えます。
顕在層でキーワード(kw)を考えてみると、
kw:ドライヤー おすすめ → 記事:おすすめのドライヤーを紹介する
kw:ドライヤー 風量 多い → 記事:風量の多いドライヤーを紹介する
kw:ドライヤー 傷まない → 記事:髪の傷まないドライヤーを理由を添えて紹介する
などが考えられます。
顕在層に刺さるキーワードは購入確率の高いのが特徴ですが、競合も多くなります。
では、潜在層の場合は、
kw:朝 時間がない → 記事:髪を早く乾かすためにドライヤーもおすすめ
kw:髪 パサつく → 記事:ドライヤーの機能によって潤いを与えられる
顕在層の数は一定数で頭打ちになりますが、潜在層に向けたコンテンツで気づきを与えられると集客数は無限に広がります。
自身の商品サービスに置き換えて、ユーザーが直面しているであろう事を想像してみることでニーズが見えてきます。
キーワード設計やブログの記事の書き方については下記無料ダウンロード資料も参考にしてみてください。より体系立ててわかりやすくまとめています。
無料資料をダウンロードする作成した記事のその後の振り返りを行う
作成した記事が想定したキーワードで検索結果何位なのかを振り返るようにしましょう。
測定には、実際に検索してみるのもいいですが、サーチコンソールという検索順位チェックツールを使うのがおすすめです。Googleの公式ツールで、WEBマーケティング会社もほぼ使用しています。
そこで3ヶ月〜半年経っても圏外であったり、50位程度を推移している場合は、記事の見直しを検討する必要があります。
キーワードを入れて検索した人は何に悩みを抱えていて、どのような解決を望んでいるのかを真剣に考えることが重要です。
+α:コンテンツ以外に重要なSEO対策もある
ここまではコンテンツについてのSEO対策です。価値あるコンテンツを作れれば評価されますが、実はそれだけでは不十分なケースもあります。
例えば、運営者情報や筆者の情報がないことによって信頼が不十分だったり、カテゴリの構成に適切なキーワードが含まれておらず、何のテーマについて書いているのかわからないなど。
実際弊社事例にて、サイト構造の見直しによって既存コンテンツが大きく集客数を伸ばした事例もあります。
ただ、このあたりについては、そもそものSEOの知識が豊富になければ理解も難しいと思います。
今後もSEOに関するコンテンツを事例とともに多く公開していきますので、ぜひご覧ください。
まとめ
SEO対策は意味ないのかについて、実際の結果からお伝えし、さらに筆者の経験からどのようにSEO対策を進めればいいかまで解説しました。
SEO対策は、コンテンツが重要ではあるものの、サイトの構造であったり、カテゴリの設定などさまざまな要因で評価されています。
自身で実践してみて成果が出せるか不安な場合や、すでに行ってはいるものの効果がまったくでない状況にある方は、弊社無料相談も一度ご利用ください。
多くの実績から皆様の状況に合わせてアドバイスができることもあると思います。
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