おはようございます。技術部の「のり」です。
今日は、緊急のお知らせです。
みなさんもニュース等でご存知と思いますが、インターネットエクスプローラー全バージョンにおいて、脆弱性が確認されました。
(脆弱性とは、欠陥や仕様上の問題点)
本日は、問題点と対策をお知らせいたします。
- すぐに対策する
- 今回の問題点
- 今後の対策
すぐに対策する
今回の脆弱性はかなり危険な為、手っ取り早く対策方法をお知らせします。
インターネットエクスプローラーを使わない!
すぐに対策するならこれが一番早いです。
パソコンにインターネットエクスプローラー以外無い方は、インターネットエクスプローラーを一度立ち上げて、
[グーグルクローム][ファイアーフォックス]等、インターネットを使うためのブラウザというソフトをダウンロードして、インストールします。
※パソコン購入時は、インターネットエクスプローラーのみインストールされています。
今後、状況が安定するまで、インターネットエクスプローラーの使用を控えてください。
Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)を使用する
Enhanced Mitigation Experience Toolkitとは脆弱性緩和ツールを意味します。
これを導入し、脆弱性を緩和するといった趣旨ですが、これはあくまで緩和なので、絶対的な対策にはなっていません。
どうしてもインターネットエクスプローラだけでしか作業できない環境の場合のみご利用ください。
Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)をダウンロードする
※インターネットエクスプローラーを使う場合は下記の作業も脆弱性緩和につながります。
・Internet ExplorerのFlash プラグインを無効にする
今回の問題点
今回の最大の問題点は、Windows全システムが対象という点です。
日本国内のインターネットエクスプローラー利用割合は、全バージョン含め6割以上です。
これは、パソコン購入時から設定をいじらないライトユーザーの多さに比例しています。
現時点で、Microsoft 社から本脆弱性を解消する修正プログラムが提供されていません。
情報処理推進機構(4月28日)
解決策がなく、現時点では緩和策のみです。
では、この脆弱性でなにが行われるのかというと、簡単に言うとパソコンの乗っ取りです。
パソコンが乗っ取られると、銀行関連の情報や、その他ID・パスワードの読み取り、はたまた、そのパソコンから犯罪を中継する仕組みを作られる等
様々なことが起こりうる可能性があります。
個人利用も企業利用もすぐに対策が必要です。
どうしても、インターネットエクスプローラーでしかできない作業がある場合を除いて、利用の停止、及びソフトの代替をおすすめします。
今後の対策
マイクロソフトから、解決版のアップデートが配布されるまで、インターネットエクスプローラーのご利用は絶対に中止し、配布が行われても
代替ソフトを利用し続けることをお勧めします。
XPが今回の標的にもなった
今月9日にサポートが終了したWindowsXPですが、今回の件でもサポート終了の為セキュリティ対策の修正は行われません。
そんなXPも標的になっています。修正対策が行われない、サポートも終了している為対策が行われないという事で
ターゲットにもされています。
みなさんもご存じの方がいらっしゃると思いますが、ITが進んだ現代において、WindowsXPシステムで動くものが見渡す限りどこにもあります。
たとえば、駅の改札システム、切符購入システム、自動販売機、そしてATMこれもXPシステムで稼働している物さえあります。
WindowsXPのサポート終了は、全世界のパソコンの半分以上が危険にさらされていることを理解し、買い替えがまだの方は買い替えの準備を!
最後に
この記事をお読みになった方は、今すぐに代替ソフト(グーグルクローム/ファイアーフォックス等)に変更し、インターネットエクスプローラーの使用を中止してください。

のりさん

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